長寿を祝う節目の年齢には、還暦や古希、喜寿などの名称があります。本来は数え年で祝いますが、現在では満年齢で祝うことが多くなってきています。ただし、還暦だけは数え年で61歳、満年齢60歳でお祝いします。

<主な節目の名称>
還暦［61歳（満60歳）］、古希［70歳］、喜寿［77歳］、傘寿［80歳］、米寿［88歳］、卒寿［90歳］、白寿［99歳］、紀寿または百寿［100歳］、茶寿［108歳］、皇寿［111歳］、大還暦［120歳］

長寿祝いに特に決まった祝い方はありませんが、ご家族やご親戚がお祝いの会を開くのが一般的です。

人生の区切りとなるお祝いなので、食事券などを贈るのもおすすめです。お祝いする方の好みのものを選ぶようにしましょう。贈り物に迷った場合は相手に欲しいものを尋ねても良いです。また、縁起が悪いとされる「9・4」を連想させるものや、「お茶」は「弔事」に使われることから、避けた方がよいとされています。

のしは「紅白蝶結び」をご選択ください。

のしの表には「内祝」「寿」「還暦内祝」という言葉を入れましょう。

お祝いの日は誕生日の他、敬老の日などの祝日でもよいでしょう。贈り物は前日には届くようにします。

金額の相場は、贈る相手が両親の場合は2～3万円、祖父母の場合は1～2万円、親戚などの場合は1万円前後、それ以外の場合は数千円程度とされています。少し高価なプレゼントを贈りたい場合は、家族や兄弟などと共同購入するのがよいでしょう。