お返しとは頂いた贈り物や行為への返礼としての品物や行為をさします。すぐにお礼の手紙やお電話をするのが基本ですが、感謝の気持ちをきちんと伝えるためにも、喜んでいただけるお返しやお礼をするのがいいでしょう。ただし、子供の成長のお祝い（初節句、七五三や入園入学祝）や、父の日・母の日の贈り物、お中元・お歳暮には基本的にはお返しは不要です。

お返しは、お渡しするタイミングも重要です。配送はお品物を届けたい方へよいタイミングでお渡しできる上、手渡しのための時間をとっていただかずに済むという利点があります。その場合は、親しい間柄であっても包装やのしを巻くなどのマナーはしっかりおさえた方が良いでしょう。

あまり高価なものをお返しすると、かえって心配をおかけしてしまいます。親しい方からの贈り物であれば特に、少し控えめの金額でもお相手に合ったものを選ぶなどするのが良いでしょう。

一般祝事のお返しについては、何度でも繰り返したいという願いを込めて「紅白蝶結び」を使用します。重ねて起きてほしくないお見舞いや快気祝いの場合は「紅白結び切り（5本）」や「赤線（のしなし）」を使用します。ご不明な場合は担当者がお調べいたしますので、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

「お返し」にあたっては、贈る内容にもまして「感謝の気持ちを示す」ことが重要です。忘れた頃に届くようでは「こちらの贈り物やお金を喜んでいないのでは」と余計な心配をかけてしまいます。目安として、贈り物やお金をいただいたら1カ月以内にお返しをお贈りするようにしましょう。

贈り物やお金をいただいた場合のお返しは、いただいた金品の半分〜1/3程度になる品物というのが基本です。